参加方法



生け花美学プログラム

オーストラリアをはじめ世界各国の参加者と英語で生け花を学びませんか？
日本語での参加ももちろん歓迎いたします。
オンラインの生け花学習コミュニティが参加者を募集中です。

目的：詩性のある花を一緒に目指しましょう。生け花の伝統的な伝書では「風興」と言われてきたものです。それは生け花の生命、本質そのもの。人と自然が調和した時、それは達成できるのではないでしょうか。

流派への入門も通学も必要ありません。ご自宅でもっと気軽に花を楽しみたいという方にもお勧めします。生け花こそオンラインで、というご希望にお応えする講座です。

英語で参加ご希望ですか？英語は習うものではなく、使うもの。実際に使ってこそ英語は習得できます（言語習得論で実証済み）。実践的に英語を身につけましょう。また、将来「生け花を英語で教えたい」という方もこの講座をご活用ください。

参加資格：初心者歓迎。どなたでもご参加いただけます。生け花を学んでいる方、学んだことがある方、また生け花を教えている方も歓迎です。
・Zoomの基礎的な使い方に慣れておいてください。

生け花美学プログラム：独自のカリキュラムに基づいた１年間の講座です。講座概略は流派に縛られない内容で、学術論文として出版されています（講座監修者は美術修士、教育学博士取得）。

課題：クラス（Zoom Meeting）の前に、課題を済ませておいてください。
通常、作品例を提示します。その作品に可能な限りで近似した作品をいけてください。あるいは、その作品の特徴、意図、あるいは詩性をあなたなりに解釈し、それを生かしたオリジナルな作品を自由にいけてください。

クラス（Zoom ミーティング）の日時：スケジュール（クリックして下さい）参照。

参加費用：各学期 Aus $160、１年３学期制（各学期８回）。
・スケジュールページ下段からクレジットカードでお支払いください。
・払い戻しはございませんのでご了承ください。

参加方法

（１）スケジュール・ページから予約、費用振り込み。

・申し込み締め切りはクラスの１週間前。１クラスの定員は通常８人です。１クラスあたりの日本人の数は不定です。
・課題の内容はこのサイト上で発表します。
・英語での振り込みにつき、案内が必要な方はご相談ください

（２）クラス開始の１週間前までに費用をお支払いください。満席になった場合、スケジュール・ページでお知らせします。追加のクラスを設定することがあります。

（３）費用振込とともに、クラス参加の招待リンクをお送りします。

（４）クラス開始までに課題の作品を作ってください。

（５）貴方の課題作品の写真（0.5 Meg以下）を１枚、クラス開始の２４時間前までに、ikebana.dojo@gmail.comに送ってください。あるいは、クラスの時間中に貴方の作品の写真をZoomでShareしてください。

（６）指定の時間にオンラインのクラスに参加してください。

（７）各参加者の持ち時間は約４分です。ご自分の作品の意図、苦労した点などを順にご紹介ください（Show & Tell)。ファシリテーターが貴方の作品について主に写真上でコメントします。また、他の参加者からコメントがある場合もあります。

（８）他の参加者のShow & Tellをお楽しみください。他の方の作品から刺激を受けることも、他の方から励ましを受けることもあるでしょう。

（９）クラスのあともう一度作品を手直ししましょう。作り直した作品の写真を当方のサイトなどで紹介することがあります。

（１０）１年間の２４回のうち２２回以上参加し、手直し後の作品提出のあった場合、修了証（PDF)を発行します。

お問い合わせ先：ikebana.dojo@gmail.com

１年の講座修了後の進路

以下の二つの「生け花道場」のプログラムを活用して、引き続き生け花の勉強を続けることができます。また、生け花美学プログラムを再度履修する方も毎年いらしゃいます。

１ヶ月１回開催のオンライン・セッション（有料）にいつでも参加できます。当面、資格取得を目指す予定のない方、気楽に生け花を続けたい方にお勧めです。

指導資格を目指す方は、まず生け花を１０００作品作ることです。他に類のない厳しい修行ですが、毎日１作品作ることで、３年弱でこの行を終えることができます。自己管理で進めていくプログラムですので、流派に属する場合と比べ経済的に勉強を続けられます。

（１）開始にあたっては申込書を送付して下さい。

（２）開始してから最長１０年以内に行を終えて下さい（修行中は１週間に少なくとも２作品くらい作りましょう）。

（３）行に参加中は、年に６回以上「マンスリー生け花チャレンジ」に参加して下さい。３ヶ月間以上無参加の場合、行は脱退したものとします。再開の場合は、最初から始めることになります。もちろん、「マンスリー生け花チャレンジ」に毎月参加も歓迎です。

自分一人で作品を作り続けるのも結構ですが、自己満足から進歩が止まったり、同じ問題を繰り返すということがないようにするためには、他の方からのアドバイスが有益です。そのため２ヶ月に１回は「マンスリー生け花チャレンジ」に参加していただきたいのです。

（４）以下の認定証を生け花道場に申請できます。認定には手数料を申し受けます。
花行者Grade 1 （３３６作品制作）：生け花道場ファシリテーター２級
花行者Grade 2 （６７２作品制作）：生け花道場ファシリテーター１級
花阿闍梨（１０００作品制作＋小論文提出）：花阿闍梨は生け花道場認定の生け花インストラクター資格です。教師登録をして、生け花道場のカリキュラムを使って教室を開いたり、オンラインで指導することができます。また、生け花道場本部ファシリテーターに選ばれる可能性もあります。

ファシリテーター
・新保逍滄：メルボルンにて華道家、彫刻家、華道研究家として活動。教育学博士、メルボルン生け花フェスティバルCEO、国際いけ花学会副会長、生け花ギャラリー賞主宰。

早稲田大学文学部哲学科東洋哲学専修卒業。Monash大学日本研究科修士、 同大学美術修士（彫刻）、RMIT大学教育学部博士号取得。神職資格取得（神社庁認定直階）。

メルボルン国際フラワー＆ガーデンショー金賞、イエーリング・ステーション現代彫刻展ABL賞（新人賞）受賞他。「第二次大戦前後の生け花場における自由花運動の相対的位相」、　井上、森田編「伝統文化研究編（はじめて学ぶ芸術の教科書）」所収、京都芸術大学、 (With K. Thode, A.Lo, S. Healey, B.Walker & C. While) The mindfulness potential of ikebana: A study on senior well-being. International Journal of Ikebana Studies, 12, 1-30. 　https://doi.org/10.57290/ikebana.12.0_1　他著作多数。

・アンジェリン・ロー：メルボルン大学建築科卒。建築家。草月流師範。生け花ギャラリー賞アソシエート・ディレクター。メルボルン生け花フェスティバル・ディレクター。メルボルン国際フラワー＆ガーデンショー「ボタニカル・モーメント」花展部門最優秀賞受賞。

補足事項

１、Zoomは次から無料でダウンロードできます：https://zoom.us/download

２、為替情報は次でご確認ください：https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/

３、参加にあたっては明るく、楽しいクラスになるようご協力ください。他の方の迷惑となる行為のあった場合、退場していただきます。その場合、費用の返金はありません。

４、生け花道場では、先生から生徒へ（上から下へ）という伝統的な指導方法よりも、グループ内でともに学習しあおうという共同学習の方法を重視しています。皆様の生け花修行のペースメーカーになれることを目指しています。そのため、クラスの主導者を教師や師範ではなく、ファシリテーターと呼んでいます。

５、この企画の事業主は Tsubo Melbourne Pty Ltd, ACN 654 762 893として政府登録されています。

６、生け花道場の参加者には「和・メルボルン生け花フェスティバル」への出展者が含まれます。メルボルン生け花フェスティバルでは日本からの出展者を募集中です。

７、特別講師を招いての特別プログラムは年に数回、不定期に開催予定です。特別プログラムは参加費用が異なることがあります。

８、この講座の詳細やホームページの内容に変更が生じる場合があります。